謎の小説家に狙われたヒーロー ウルトラマンジード 第7話「サクリファイス」

 謎の小説家、伏井出 ケイがいよいよリク達に戦いを仕掛けてきた。前回、ケイは「邪魔者には退場してもらいましょう」と言ってたけど、やっぱりゼロのことだった。
 ゼロの存在はケイとべリアルにとって、とても厄介だった。実際にべリアルは過去に何度もゼロに邪魔されて、負けを経験したから警戒するのも当然と言える。
 ジードの戦いは計画のなかにあったとしても、そこにゼロが現れるとはよそうしていなかったみたい。だからこそ、今回はこうして排じょにかかったのか。

 怪しさに溢れていた冒頭から一変して、銀河マーケットに現れたケイの姿はとても爽やか。講演会に外れてショックを受けた店長さんやルミナさんを、講演会に招待する姿はとても素敵な紳士みたい。
 ルミネやマユを連れてマーケットに現れるレイトは優しいお父さんのオーラがとても出ていた。こういう姿を見ていると、前回の「大切な人を守りたい」という台詞に凄く説得力が出てくる。
 そして、講演会に外れたあまりに、仕事をすっぽかそうとする店長さんの気持ちはわからなくもない。認めるのは絶対にダメだし、ライハが怒るのも無理はない……

 ぺガは小説を書ければ造花より儲かるとぼやいていた。でも、文章を書くのは言うほど簡単じゃないし、インプットとアウトプットのバランスが本当に大事なんだよ。
 本は当然のこと、新聞やニュースをたくさん見て表現の幅を広げる必要があるし、どうすれば相手が喜んでくれるかを考えないといけないし、読んでいる人を楽しませる工夫だって必要になる。
 だけど、一番大切なのは経験とチャレンジを続ける勇気かもしれない。これは小説だけじゃなく、スポーツや勉強など、どんなことにでも言えるけど……

 レイトの体を借りて、ゼロはケイの書いた小説を読むことになった。やっぱりこの小説に出てきた炎のとうぞく団やかがみの勇者の元ネタは、グレンファイアーとミラーナイトのことだよね。
 ベリアルは自分の戦いを本にして残していたけど、これには何の意図があるのか。でも、自分が勝ったように書き換える所だけはちょっと可愛げがある? 何気にゼロの決め台詞を入れていた所にも遊び心を感じた。
 ウルトラ銀河伝説、ベリアル銀河帝国、ウルトラゼロファイトの出来事を三部作にして本にしたのかな。ウルトラマンサーガだとベリアルは関わってないし。もしかしたら、本の中にはジャン兄弟も登場しているのかも……

 講演会当日になって、ケイは始めこそは礼儀正しかったけど、ぺガを見下すシーンからどんどん本性を現していった。薄気味悪い笑みを見てしまったら、ぺガが怯えるのも無理はない……
 怪しすぎるケイをゼロは戦士の勘で警戒しているけど、一方でリクはゼロの言葉を否定した。地球人じゃないからって、敵であると決めつけないのは、やっぱりぺガの存在やジードの運命が大きいよね。リク自身、疑われる辛さを経験しているし。
 ケイ本人は、講演でゼロをモデルにしたゾーラという悪役の人気が高いと語った。フィクションの世界でも、ゼロは人気が高くなるのは運命を感じる。このウルトラマンはどれだけ人気があるの?

 ゾーラが作中で死んでしまい、その代わりとなる鏡の騎士を次回作に登場させると言いながら、ケイはゼロとレイトを壇上におびき寄せた。そしてレイトの耳元で脅しにかかるのは、悪役らしい冷徹さもある。
 一家の大黒柱である普通のお父さんを登場人物にするとケイは言った。そういえば、過去でも頼れるお父さんとして防衛隊の仕事をこなしながら、怪獣と戦ったウルトラマンナイスもいるよね。レイトみたいに過酷な経験はしてないけど。
 ケイは小説の悪役になりきりながらゼロとレイトを脅し続けて、あのギャラクトロンを町に出現させた。この時にウルトラカプセルを堂々と出したけど、次回作の宣伝として誤魔化すつもりかな。普通の人はウルトラカプセルと怪獣の関係について知らないし。

 シビルジャッジメンター ギャラクトロンが登場! 前作ウルトラマンオーブに引き続いて、圧倒的な強さでウルトラマンジードを追い詰める。
 ケイに脅されたせいでゼロは戦うことができなかったけど、例え出れたとしても今の傷付いたゼロでは苦戦は免れないはず。劇場版オーブでは倒せたけど、オーブ本人とゼロの力が万全だったからだろうし。
 そしてジードはプリミティブでギャラクトロンと戦うものの、ギャラクトロンの硬さの前では歯が立たない。オーブの頃はベリアルの力を使ったサンダーブレスターになったことで勝利したけど、ジードにはオーブほどの経験値はない……オーブはTV本編開始の時点で数多くの戦いを乗り越えて、すでに完成されたヒーローでもあるので。

 ゼロはケイの挑発に乗って、ギャラクトロンの光線をあえて受けに行き、レイトと分離しながら自分の身を犠牲にしてしまった。そしてウルトラゼロアイNEOも石になってしまう……ゼロの背中は頼もしかったけど、寂しく見えてしまう。
 ウルトラマンが命を失ったら石になるのは昔からだけど、こうして改めて見せられると心が痛む。その後に聞こえてきた、リクのモノローグもより悲しさを引き立てている。
 ヒーローのように戦えなかった上に、大切な人を救えなかった。それを突き付けられた今回のギャラクトロンとの戦いで、リクは本当の意味でざせつしそうになるけど、それをどうやって乗り越えてくれるか?


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