自分の意志で明日に進むヒーロー ウルトラマンジード 第12話 「僕の名前」

 ぺダニウムゼットンとの戦いで相打ちになり、倒れた所をケイに狙われてリクは変身することができなくなった。ぺダニウムゼットンの暴走に何もできず、天文台に届いていた手紙の主を探しに行った。ライハはそれを止めることはせず、ただ見守るしかない。
 ぺダニウムゼットンは自分でもウルトラカプセルのエネルギーを制御できず、自分自身の脳にすらもダメージを与えてしまったのが恐ろしい。この時、ぺダニウムゼットンは自己修復を優先させられたのは、コスモスのウルトラカプセルによって癒しの力が発動したからか。
 今のリクには何もできなかった以上、こうして時間に猶予ができたことは幸いだった。ケイに力を奪われてしまったとはいえ、結果としてリクの助けになってくれたんだよね。

 自転車を走らせるリクの元に、朝倉という一人の老人が現れる。この方を演じた寺田農氏は過去にもウルトラマンティガで根津博士を演じたり、またウルトラマンダイナのセンセーやウルトラマンマックスのメトロン星人の人間体としても出演した。ちなみに初代ウルトラマンにも出演しているので、結構ウルトラに縁が深い俳優だったりする。
 朝倉さんの家はとてもノスタルジックな雰囲気を醸し出していて、ウルトラセブンやウルトラマンマックスの北川町を思い出させてしまう。昔ながらの畳や、和室の真ん中に置かれたちゃぶ台も、ウルトラセブンのリスペクトなのか。今年のウルフェスでもメトロン星人の展示が行われていたくらいだし。
 錘はペガやゼロの存在やリクの謎と正体、そして星雲荘のことも知っている模様。彼にもリトルスターが宿ったことで、どんなに遠く離れた場所も見られるようになった。ベッドの下に隠しているものとは、やはり思春期特有の人に言えない何かか……? そういえば、ウルトラ忍法帖でもエロ方面のギャグが頻繁にあったね。

 リクと錘はPS4で鉄拳を遊んだ。リクは前回、PS4と一緒にこのゲームを買おうとしていたのかな。錘はゲームを楽しんでいたけど、最近の流行には敏感なのか、それともリトルスターの力でプレイ動画を見て操作方法を覚えたという可能性もありそう。
 そして錘はリクの名付け親は自分であることを明かした。町長もやっていて、その頃に赤ちゃんだったリクを抱っこしている微笑ましい写真すらもあった。実際にも、捨て子の戸籍を作れるのは市町村長に権利があって、また当人が発見された日が生年月日として登録されるみたい。
 けど、奥さんも早く亡くしてしまったから、銀河マーケットに引き取って貰ったのかな。リクという名前に込められた願いも素晴らしく、大地にしっかり足をつけて立ち、どんな困難な状態にあっても再び立ち上がるという想いがあって、リクと名付けられた。

 リクは錘をリアカーに乗せて、人力車のように走ってぺダニウムゼットンから必死に逃げ出した。この時、リアカーの影に潜んで、後ろから懸命に押してくれたペガの姿はとても愛嬌溢れて見える。
 リトルスターの力は絶大で、なんとリクの心の中すらも読めてしまう。この時、朝倉は基地にいるあの女の子と言った途端、リクはライハのことを口に出した。つまり、ライハのことを徐々に意識しているようになったのかな。ここにサトコやモアがいたらとんでもないことになっていたかも……

 襲い掛かるぺダニウムゼットンを前に、自分の命が長くないと知った朝倉はリクに逃げろというけど、リクはそれを断固として断った。ここも、かつてMACステーションがシルバーブルーメによって飲み込まれた時、ダンがゲンに叱咤するシーンを思い出してしまう。
 リクはウルトラマンである以前に、リクという一人の人間として錘を助けたかった。リクの名付け親だからこそ、リクにとってはまた思い入れも深くなるんだよね。一方で錘もリクには大きな未来があるからこそ、死にゆく自分に拘らずに生きて欲しかった。その願いが形になって、リクの手元にウルトラの父のウルトラカプセルが現れた。
 希望を守る。その意志が形になって、ウルトラマンジードはマグニフィセントという新しいフュージョンライズを果たした。錘やライハと視線を合わせたリクの姿は、やはりとても頼もしく見えてしまう。

 恐るべきぺダニウムゼットンの猛攻を前にしてもジードは微塵も揺れない。むしろ逆にぺダニウムゼットンを追い詰めている。強いぞジード。
 一方でぺダニウムゼットンに変身しているケイも確実に暴走している。ケイは必死にリクを否定し続けるけど、ケイは自分が朝倉リクであることを宣言し、大切な人達や帰る場所がある幸せと価値について主張し続けて、ケイを空っぽだと言い放つ。前回、ケイから徹底的に否定されたのと対照的だね。
 実際、リクが言うようにケイはべリアルに利用されているに過ぎないかもしれない。本人はべリアルへの忠誠心を抱いているつもりだけど、べリアル本人からすればケイもまた駒の一つでしかない可能性だって否定できない。ただべリアルはダークネスファイブなどの部下に恵まれているから、何だかんだでケイの価値も認めてくれるかも。今のところは、ケイを見捨ててないし。

 朝倉はいずれリクとべリアルが出会う運命についても予言していた。ゼロによって異空間の入り口が閉じられたとしても、べリアルは気にせずにむしろ逆にゼロを嘲笑っていた。強大な力を手に入れるとは、またベリュドラやアークべリアルみたいな超巨大怪獣になったりするのかな。
 リクは元の日常に戻って、愛読していた雑誌をライハに斬られても、むしろそれすらも楽しんでいる模様。このやり取りすらも慣れながら、洗濯物を干したから、リクは少しずつ成長しているのかも。そしてリクと錘は楽しくゲームをしていたけど、この二人もいつか寿命という形で別れが訪れそう。悲しいけど、生きている限りは避けられない運命だよね。
 

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