風来坊となるヒーローは灼熱に立ち向かう ウルトラマンオーブ感想 第4話「真夏の空に火の用心」

 放送日 2016年 7月30日

 脚本 三好昭央

 監督 アベユーイチ

灼熱に襲われる街並み

 街は40℃の炎天下に襲われて、地球温暖化の影響が深刻となっている現代と上手くリンクさせたような導入だった。ナオミがバイトしているレストランにジェッタとシンは遊びに来たけど、店内がいっぱいなせいで外の席に座る羽目になる。この炎天下で外は危険極まりないけど、仕方がない……
 そしてSSPはオーブと魔王獣の戦いを見直しているけど、わかったのはオーブの戦闘時間が3分間というだけ。一方でそんなオーブの正体であるガイは真夏なのにジャケットを羽織りながら、のんびりとアイスとラムネのどちらを買うかを悩んでいる。だけどアイスを選んで口に含もうとした途端、突然襲来した熱波によって溶かされてしまった! 不憫。
 シンが熱波襲来を感じた途端、真夏の空に巨大な火の玉が現れた。元ネタはウルトラマンガイアのサブタイトルになった『熱波襲来』だけど、あの話に出てきたエンザンもかなりの被害を街に出していた。ちなみに脚本の三次氏曰く、当初は全く違うを入れていたけど「どうもしっくりこない」と思っていて、小林雄二氏が使えそうなサブタイトルをいくつか持ってきたから、上手くハマったと語っている。

現れるのは最後の魔王獣

 火の魔王獣が現れて、ガイはオーブに変身しようとするけれど……その手にあるのはオーブリングとアイスの棒。ちなみにハズレだったので、もう一本貰うことはできない! ガイさん残念。
 気を取り直してガイはスぺシウムゼぺリオンに変身して、空に浮かぶ火の玉に向かって空を飛んで、手からオーブ水流を放った。これは初代ウルトラマンがジャミラに使ったウルトラ水流を元にした技だよね。しかし熱波の前には水は蒸発してしまい、特大のスペリオン光輪を放つけれど、それすらも灼熱に防がれてしまう。そしてオーブは火の玉の周りに回って分身してスペリオン光線を放つけれど、効き目はない……
 胸のカラータイマーが点滅するけど、オーブはバリアを貼りながら火の玉を地球の外にまで追放することに成功した。けれど、そこでエネルギーが尽きてしまい、オーブは地面へと落下してしまった…………直接戦ってはいないけれど、オーブの技を全て防いだ上にエネルギー切れにまで追い込んだ火の魔王獣はかなりの強敵だ。過去ではラスボスも勤めたし。

 変身が解けて、地面を倒れるガイの前にジャグラーが現れて、ガイに言葉責めを浴びせながら一方的に嬲ってくる。選ばれた光の戦士なのに、敗北を喫したガイを責めるジャグラーを見ていると、彼に対する劣等感が伝わってくる。オリジンサーガを見て、彼の力に対するこだわりを知った後だと、こういうシーンも切なく見える。

夢を見るガイ

 ジャグラーが去って、気を失ったガイの前にSSPと一徹が駆け付けてくれる。そしてSSPのアパートでガイは介抱されることになったけど、彼の体を冷やす為に使われたタオルが異様なまでに熱くなっていた。やはりウルトラマンにもなると体温も地球人とは違うんだね。かつてのセブンだってそうだったし。
 穏やかな森の中で、ガイは一人の少女にオーブニカの音色を鳴らせていた。けれどそれは夢で、彼は無意識の内にナオミの手を握り締めながら目を覚ました。ガイは状況が飲み込めないままで、起き上がろうとするけどまたも気を失ってしまう。
 オーブが地球外に追放した灼熱が迫り来る中、ジェッタはオーブの正体はガイだと推測する。けれどシンは質量保存の法則からその可能性を否定して、ジェッタは夢がないと非難する。普通ならシンの意見は科学的に沿っているので正しいだろうけど、ジェッタの方が答えに辿りついてしまっているんだよね。実際、ガイとオーブが何らかの繋がりを持つと考えてもおかしくない。

 ビートル隊は火球に冷却弾を撃つ対策をするけど効果はない。一徹は火の玉の正体が怪獣だと推測して、SSPの元に訪れて『太平風土記』を見せてもらうことに。そして火の玉の正体が怪獣だと辿りついたけど、やはり一徹の洞察力はこの頃から発揮されていた。普段はコメディリリーフだけど、やる時はやる大人だし。
 ガイはようやく目を覚ましたけど、同時に火の魔王獣・マガパンドンが再び地球に襲い掛かった! マガパンドンは無差別に火の玉を放射する中、ナオミ達はガイに地下室にいるように告げて、ひそかに開発していた防火スーツでマガパンドンのスクープをしようとする。
 「あんな炎くらい、あたしたちの情熱で吹っ飛ばしてやるわよ!」ナオミの力強い言葉からガイはヒントを得るけど、無謀にもSSPのメンバーが飛び出してしまう。それに見かねたガイはウルトラマンオーブ バーンマイトに変身してくれた!

灼熱VS灼熱

 襲い掛かる灼熱をものともせずに、オーブはストビュームバーストを放って、爆風消火の応用でマガパンドンの体を守っていた灼熱を吹き飛ばした! 爆風消火とは凄まじい爆風で火を消して、また建物を破壊することであえて延焼を防ぐ効果を持っている。実際に消火器グレネードというものがあって、消火剤を一気に拡散させて炎を鎮火させられると聞いたことがある。
 そしてマガパンドンが現れて、オーブは戦いを挑む。マガパンドンは凄まじい怪力を誇り、二つの口から火炎を放とうとするけど、オーブはそれを防ぎながら立ち向かう。そして再びスぺシウムゼぺリオンの姿となって、スペリオン光線を発射させた! マガパンドンは耐えたけれど、最終的には見事にオーブが勝利を納めた。
 戦いが終わった後、ガイはウルトラマンゼロのフュージョンカードを手に入れた。かつてパンドンはウルトラセブンを苦しめた敵だけど、息子であるゼロがマガパンドンを封印することになるとは、2世代に渡ってパンドンとは深い因縁ができているのか。その一方でジャグラーもマガパンドンのカードを手に入れて、不敵な笑みを浮かべながら『黒き王の力』を求めた……

ガイはアイスと共に去る

 元気になったガイはいつの間にかSSPのアイスを頬張っていた。けれど決して食い逃げをせず、きちんとお金を支払った上で去っているので筋は通している。ふと考えたけど、ガイはどうやって地球のお金を稼いでいるのだろう? 街中でオーブニカを奏でて、それでお金を貰っていたりするのかな。


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