ヒーローは絆で運命を変える! ウルトラマンジード 第17話 「キングの奇跡!変えるぜ!運命!!」感想

 放送日 2017年 10月28日

 脚本 安達寛高

 監督 坂本浩一

 子は父と向き合う

 

キメラべロスによって人々が絶望のどん底に突き落とされてしまう中、ジードに対する不信が甦ってしまう。確かにジードとべリアルが似ていると思われている以上、この二人に関係があると考えても仕方がない。実際、この二人は親子だし。
AIBを襲っていたゴドラ星人はゼナによって強制送還されたけど、リクを失った悲しみは深く、モアもペガも落ち込んでいる。レイトは何日も帰ってきてないみたいで、ルミナに心配されているみたい。レイトは臭くないと言うけど、ライハからは咎められてしまう。ペガは何も思わなかったけど、臭いに慣れちゃったのかな。それともペガッサ星人には嗅覚がないの?
月ではキメラべロスに取り込まれたリクはべリアルに抗い続けるけど、べリアルは意に介さずにリクを唆している。そしてべリアルはリクを抱擁して、父親として優しく言葉をかけた。言葉だけ見ると確かにべリアルも父親らしくはあるかもしれない。

ケイへの復讐を果たそうとしたライハを止めたり、またはべリアルの襲来を予知していたのはウルトラマンキングと判明したので、ライハはクライシスインパクトの始まりの地へと向かった。それにしてもゼロはキングに対してひたすら「じいさん」呼ばわりしているけど、やはり修行で一緒に過ごしていた頃があったから、あまり敬意を感じていないのか。
べリアルによって幼少期の思い出を突き付けられたリクは、寂しくても地球を裏切ることはできないと言っていたけど、やはり心のどこかでは父の存在を求めていた。そこをべリアルに見抜かれてしまい、息子のの全てを受け入れると言われたことによって、自分の意識を手放してしまう……

 ゼロは月に跳び、宿敵と戦う

 

リクの危機を察したようにゼロはキメラべロスの元に辿り着いた。何度目になるかわからない戦いにゼロは心底うんざりしているようだけど、一方でべリアルはゼロとの戦いを相変わらず楽しんでいる。ジードを取り込んだ事でキメラべロスの力はさらに増していて、ゼロビヨンドも追い詰められる。
月だとキメラべロスがゼロを圧倒しているけれど、べリアル本人からしたら実はジードがゼロを攻めているという構図になっている。べリアルと戦っているつもりでも、実際はジードが戦わされていて、ジードは本当なら悪の戦士として戦う運命にあったことを思い出してしまう。考えてみたらゼロもジードも一度はべリアルに支配されて、正義のヒーローと戦わされる羽目になるという点では共通しているね。

 

 ライハは始まりの場所に赴き、真実を知る

 

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ライハは自分が生まれた筒井総合病院に辿りついて、光の中で伝説の超人・ウルトラマンキングと出会う。ライハはお腹の中にいた頃から危険だったけど、両親の強い願いをキングが掬い上げたことで命が助かった。その際にライハはキングの声が聞こえる特異体質になったようだけど、キングが起こす奇跡は相変わらず桁外れだ。
リクとべリアル、ライハとライハの両親の繋がりが描いて、そして親は子に抱いた願いを繋げたのかな。べリアルもライハの両親も正反対ではあったものの、子どもを信じていた点では共通している。それにリクとライハは親の存在に飢えているからこそ、ライハはリクに呼びかける場面に説得力が感じられた。
リクはこれまでリクとして生きてきて、大切な仲間や地球を守る為に戦って、そしてみんなのヒーローになるという夢をライハは知っている。だからこそ、リクも自分自身を取り戻して、ドンシャインとの誓いを思い出しながらべリアルの呪縛を打ち破ることができた。

 

 リクは絆を背負い、父より突き付けられた運命と戦う

 

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主役は遅れて登場すると宣言しながら、ジードはキメラブロスへのリターンマッチに挑む。キメラブロスによって羽交い絞めにされるけど、ジードはレッキングバーストを月の大地に発射することで、その勢いで自分ごとキメラべロスの巨体を地球に叩きつけた! かなり豪快で、なかなか珍しい光線の使い方は迫力満点だった。
地球に再び現れたキメラべロスに人々は怯えるけど、ウルトラマンジードは戦う。ソリッドバーニングの力強さでキメラべロスを圧倒し、アクロスマッシャーの軽やかな動きで翻弄し、マグニフィセントの勇姿を見せつける。そんなジードに地球人は声援を送り、レイトとゼロも穏やかに見守ってくれる。AIBも駆け付けたけど、モアはうっかり正体がリクだとばらしそうになった。でもゼナの時みたいなミスはしていないから成長している?
マグニフィセントを見て、べリアルはウルトラの父への恨み言を口にした。ゼロだけじゃなく、ウルトラの父ことウルトラマンケンとの深い因縁があるんだよね。始まりとなる銀河伝説だと、ケンが率いる宇宙警備隊によって光の国を追放されたし。

 

 奇跡が起こり、リクは叫ぶ! 「変えるぜ!運命!!」の声に応えて現れるのは、最強の奇跡!

 

ジードがマグニフィセントとなってキメラべロスを圧倒する中、ライハは演舞を行っている。そしてライハの想いがウルトラマンキングのウルトラカプセルに変わって、ウルトラマンジードの元へと渡っていった! ウルトラマンべリアルとウルトラマンキング、今もなお強い因縁で出来ている二人の力を借りて、ウルトラマンジードはロイヤルメガマスターへとフュージョンライズした!
ウルトラマンキングに認められたことに腹を立てるべリアルを否定しながら、ジードはキメラべロスを圧倒し続ける。そしてウルトラ6兄弟の力が込められたカプセルで攻撃を防ぎながら、キメラべロスと戦い続ける。
どれだけ否定しようが、リクはべリアルの息子であることは変わらないし、生きている限り逃れられない。べリアルは嘲るけど、ジードは真っ向から向き合い、その運命を変えて……自分で運命を決めると強く宣言した。リクは敵対こそしているけど、決してべリアルの息子であることを否定してはいない。べリアルがいなければリクは生まれなかったし、またライハやペガ達と出会うこともなかったのだから。

 

そしてロイヤルエンドを放ち、キメラブロスをジードは打ち破った。そんな彼を祝福するようにジャック・エース・タロウのウルトラカプセルもジードの手に渡り、レムは安堵の言葉を告げる。この時、レムに表情があったら微笑んでいたのかもしれない。
リクは星雲荘に戻り、帰りを待つ仲間達と再会することができた。そしてジードの名前の由来がモアの決め台詞かと思われたけど、実は運命にひっくり返すという意味があったことが判明した。最初は咄嗟の嘘かと思ったけど、名前の由来を聞いてみると実に納得できる。
べリアルを打ち倒して、地球に平和が戻ってきたかと思ったけど、たった一人で孤独に彷徨うケイが何かを企んでいる模様……


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