ヒーローは居場所を守る為に奮闘する ウルトラマンジード感想 第19話「奪われた星雲荘」

 放送日 2017年 11月11日

 脚本 勝冶京子

 監督 伊藤良一

乗っ取られる星雲荘

 今回のサブタイトルはセブンの「盗まれたウルトラ・アイ」やマックスの「奪われたマックススパーク」をオマージュしたのかな。ただ今作は星雲荘そのものを乗っ取られたので、規模がかなり大きくなっていたけど。歴代で例えるなら防衛隊の秘密基地が侵略者に乗っ取られたに等しい。(今作ではAIBがゴドラ星人やクルトに狙われたことがあるけど)
 ケイが星雲荘に堂々と乗り込むという衝撃的な冒頭から始まったけど、考えてみればケイからすればいつでも星雲荘に乗り込むことができてもおかしくない。これまでの戦いは意図的にリクを強くする為であって、ジードライザーや星雲荘はお膳立ての為に用意されていたし。
 レムは小説を簡単に作れると言ったけど、やはりメディアから最近の流行を読み取ることもできそうだ。そしてレムが言うように、リクはいつも部屋を散らかしてばかりで、掃除をしているシーンとか見たことがない。ペガは内職で忙しそうだし、ライハがやってくれたとしてもまたすぐに散らかされそう。

 レムのとっさの機転でリク達は外に緊急避難させた一方、ケイは自分の望みを裏切り続けたリクに怨嗟の声を吐きながら、プロテクトを強制解除させる。そして予め用意されていた医療用のマシンで体を癒したけど、実にSF的な装置だ。
 ウルトラマン物語でもタロウが稽古の疲れを癒す為に、似たような装置を使っていたことを思い出す……

リク達と出会った少女は……?

 リク達が一人の少女を見つけて、彼女は自分がレムだと名乗る。演じるのは三森すずこ氏なので、いわゆる中の人というパターンだ。レムは得意げな笑みと共に、リクがベットの下に隠しているものについて口にしていたけど、「それ」はライハやペガにも見つかったことがあるのかな。確かに星雲荘には個々の部屋が少なそうだから、プライバシーもほとんど筒抜けかも。
 エレベーターやユートムすらも乗っ取られて、レムの権限ではどうにもならなくなっている。ケイはリクを生み出すなど多くの成果を残してきたから、やはり星雲荘を乗っ取るくらいは朝飯前か。
 レムは方向を間違えていて、また慣れない人間の体となったせいで二足歩行で慣れていない。彼女なら知識では知っていても、それを活かす機会がなかったんだよね……それでもリク達はレムを決して責めず、むしろレムの新たな一面を見れて喜んでいそう。

 リクは銀河マーケットにやって来た途端、モアと店長はレムの存在に驚愕する。モアはどこか危機感を抱き、店長はナンパをするけど見事に無視される……恐らく、レムは恋愛関係の知識には疎いのかもしれない。とりあえずモアは警戒していたけど、ライハ辺りがこっそり事情を説明してくれてるかな?
 レムはケイが操るユートムに見つかってしまい、彼女のプログラムが乗っ取られてしまう。レムは必死に抵抗するけど、ケイが呼び出したメカゴモラに取り込まれてしまい、ケイの嘲笑と共に暴走してしまう。リクはジードにフュージョンアップするけど、ケイはレムがリク達にとって大切な存在だと知っているからこそ、あえて戦わせたんだよね。リク達を自分の駒だと嗤い続けるケイの狂い具合は、話が進む度にどんどんエスカレートしている……

レイトとゼロを封じ込めるアリエ

 サラリーマンであるレイトの前に現れたのは、ライターであるアリエ。彼女はレイトやリクの変身を目撃したから、堂々と接触できても当然の結果かもしれない。リク達はアリエの存在を全く知らないし。
 自分の会社の製品をアリエにプレゼンをするけど、ゼロはメカゴモラの出現を察知したことでレイトの肉体を乗っ取った。でもアリエは微塵も気にかけないでレイトの眼鏡を戻すと、ゼロの意識が追いやられる! レイトは結構抵抗していたけど、外からちょっと工夫すれば簡単に抵抗できたとは……これまでレイトを助けてくれる人がいなかったから、こういう展開は結構新鮮だ。

レムは自分の運命と向き合う

 ジードはメカゴモラに苦戦する。ケイが言うように、レムはジードの存在を元々知っていて、更にリクの成長や戦闘パターンを見守り続けたから、どんな戦いをするのかは簡単に読み取れるんだよね。だからアクロスマッシャーすらも圧倒されてしまうのか。
「一緒に星雲荘に帰ろう!」とリクが呼び掛けた途端、レムの前にもう一人のレムが現れる。このレムはまだ生まれたばかりの頃のレムであって、ケイの駒でしかないことを強調した物言いをするけど、今のレムはその運命すらも変えてみせた!
 確かにレムはリクと同じように、生まれこそは悪であったけど、多くの人との触れ合いによって自分を変えることができた。どんな生まれだろうと、当人がどう生きてきたかによって運命は変えられる……自分を否定せず、その上でテーマを一貫させていく姿勢はとても素晴らしい。

 星雲荘に取り戻したレムはケイを追い出して、メカゴモラの弱点は首だと明かす。それを受けたリクはロイヤルメガマスターにフュージョンライズして、圧倒的パワーでメカゴモラを追い詰めた! メカゴモラの光線すらもキングソードで両断して、ウルトラマンのカプセルでスぺシウムフラッシャーを放ち、見事にメカゴモラを撃破した!
 戦いには敗れたけど、ケイは万全の体調を取り戻すことができたから、いくらでも反撃の機会はある。そんな彼の元に不敵な笑みで現れたアリエの存在がまた恐ろしい。実は侵略宇宙人だったと言われても納得してしまいそう。

「レム」の名前の由来とは

 ストルム星の言葉で「呪縛」を意味するけれど、リクは名前の由来はドンシャインのヒロインである「レム」だと明かした。好きな作品の登場人物から名前を取ってくれるのは、実にリクらしい……
 EDでレムがリク達と一緒にドンシャインのポーズを取っているカットがあったけど、初めは本編に入れる予定だったのかな? ディレクターズカット版で映像化されていることを期待しちゃう。

 

 そして放送日は三森すずこ氏のジードに対する思い入れを載せた記事も公開された。
 当初は機械的に淡々としていたけど、話が進むにつれて温かみを増していったのはマックスのエリーを思い出してしまう。彼女もアンドロイドであり、コバ隊員を始めとした多くの人間との触れ合いによって成長していったから。
 今回はレムの人間体として声優本人が出演していたけど、もしもペガの性別が女だったら何らかの形で藩めぐみさんも生で出演する機会があったかもしれないと想像してしまう。


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