風来坊となるヒーローは絵本になる 『オーブとたびびとのふく』 感想

 発売日 2017年12月3日

 ぶん:ごとう まさる

 え:わたなべ たかゆき

 ウルトラかいじゅう絵本の最新作であるオーブとたびびとのふくを買ったので読んでみた。コスモスちょうじゃはまだ買えてないので、後日時間を作って手に入れたい。
 オーブ本編に沿ったかのようにオーブとジャグラーが激突して、どちらがババルウ星人のコートを脱がせられるのかという勝負をするストーリーだった。ジャグラーが北風でオーブが太陽のポジションになっている。
 ジャグラーは力付くでババルウ星人のコートを吹き飛ばす為にマガバッサーを呼び出したり、オーブが周りを暑くさせようとバーンマイトの灼熱を利用するアイディアがとても面白かった。
 読んでいて石黒英雄氏の声で再生されるほど、オーブのセリフは実に原作の雰囲気を掴んでいる。スぺシウムゼぺリオンじゃなく、オーブオリジンを基本としているのも確かに自然かも。オーブオリジンこそが本来の姿だから。
 ちなみにシャプレー星人やマガゼットンも登場していて、こちらの世界では彼らは平穏に暮らしているのもちょっとクスリと来てしまう。

 そして絵柄もコミカルながらも、たまにリアル寄りになるのも描き分けが凄く上手だった。特にジャグラーやマガバッサーはどこか迫力すらも感じられた。
 それだけに、最後にみんなで平和に温泉を楽しむオチが和やかで、オーブらしくもあるかも。オーブ、ジャグラー、マガゼットン、マガバッサーの4人が仲良くお風呂に入っているのは何だか微笑ましい。
 最後のオーブの台詞だって、確かにガイさんならこういうこと言ってくれそうな感じがした……数分でお手軽に読むことができるけど、この尺の中でオーブの雰囲気を再現したのは凄いし、実に濃い絵本だった。
 オーブはシリーズの中でも結構好きだから手に入れたけど、他のシリーズも買ってみたくなった1作だ。


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