ウルトラマンオーブ THE CHRONICLEはガイがTVシリーズの戦いを振り返る内容なので、本編と大きな差異がある訳ではない。
けれど、スぺシウムゼぺリオンのことに深く掘り下げたり、劇場版ジードの布石を語っていたから、懐かしいだけじゃなく新しい楽しみも含めて視聴することができる。今後、ガイがこれまでの戦いについてどう振り返るのかも楽しみだから。
ナターシャを守る為にマガゼットンと戦うけど、逆に圧倒的な力に追い詰められたせいでオーブスプリームカリバーを使わざるを得なくなって、ルサールカを丸ごと吹き飛ばしてしまった冒頭からして懐かしく感じちゃう。
その裏では密かにジャグラーがナターシャを助けてくれた真実とか、初登場のシーンからは考えられない。この当時だと、ジャグラーはまだ意味深なことを言ってくる紳士って感じだったね。すぐにそのイメージは変わったけど……
ガイも掴み所の無い風来坊で、ナオミ達SSPのメンバーを戦いから遠ざけようとしてたけど、魔王獣達との戦いを考えたらこれも当たり前なんだよね。その顔の裏で、彼はどんな感情を抱いていたのか。
オーブクロニクルは総集編だけど、やはりどこかで纏めざるを得ない話とか出てくるかな? 魔王獣の話やギャラクトロン、それにジャグラーとの因縁はきちんとやってくれそうだけど、それ以外の本筋から外れた話は果たしてどんな形で放送されるのか。
前半の振り返りになる心の大掃除は、クロニクル独特の纏め方もしてくれることを期待してる。