風来坊となるヒーローは悪のカリスマの力に飲み込まれる  ウルトラマンオーブ THE CHRONICLE  第13話 感想『黒き王の祝福 誕生!サンダーブレスター』

 放送日 2018年 3月31日

 脚本 黒沢 久子

 監督 田口 清隆

 ガイの挫折の幕開けとも言える黒き王の祝福。
 マガオロチに完膚なきまで叩き潰されたガイはジャグラーにカードを奪われてしまい、ただナターシャの夢にうなされてしまう。ナターシャを自らの手で殺してしまったという負い目は、例え何百年経っても背負い続けることになるんだろうな……ジャグラーはそんなガイの闇を知っているからこそ、自分と同じ側に向かわせようと仕掛けるんだよね。
 一方で、マガオロチによって滅茶苦茶にされた大地に圭子は花の種を植えながら、命が受け継がれていくことを語った。大地は命を待っている、というのはこの後に続くナターシャとオーブカリバーのエピソードにも繋がってくる。
 だからこそ、次はギャラクトロンの前後編を省いて、それからゼッパンドン編に入るのがかなり謎だけど。サンダーブレスターの力でナオミを傷付けてしまい、それを乗り越えたからこそのオーブオリジン復活じゃないかな?
 もしかして話数がかなり絞らないといけない状況? あるいは劇場版ジードでギャラクトロン関連について触れまくったから?

 
 玉響姫は自らの存在を犠牲にしてまで、ガイに全てを託した。
 だけどその犠牲はガイの理性を破壊する引き金になってしまい、べリアルの闇に飲み込まれて破壊と憤怒の巨人と呼ぶにふさわしい戦士となってしまった……マガオロチを凌駕する程に、ヒカリヲクラウモノとなってしまう。
 ぶっちゃけ、乱暴ってレベルじゃない。これはジャグラーも悔しがって、やけっぱちになりながらもガイの勝利を称えるしかない。むしろ、そうしなければ自分のプライドを保てないのかも。

 そして玉響姫の森には穏やかな光と共にガイが帰ってくる。ガイは圭子とナオミに微笑みかけるけど、それがあまりにも切ない……
 ガイとしては過去の罪や、そして自分が生きている過酷な世界を関係ない誰かに巻き込みたくないという気持ちが強い。でも、やっぱり誰もが抱く『愛』を信じているから、ナオミ達の所に帰ってくると安心することができるんだよね。
 同じ星にいるからこそ、どこかで繋がりがある。決して他人事ではなく、いつだって互いに助け合っていた。ガイはもちろんのこと、ジャグラーだって荒んでいた時期があったとしても助けられたこともあるんだよね。過去の話だと、ジャグラーを慕うビランキという少女だっていたし。

  
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