HUGっと!プリキュア 第17話 感想「哀しみのノイズ…さよなら、ルールー」

 放送日 2018年 5月27日

 脚本 田中 仁

 絵コンテ 渡邊 巧大

 演出 八島 善孝

 総作画監督 宮本 絵美子

 作画監督 上野 ケン

 美術 黄国 威

 

ルールーの正体と、ルールーを信じるはな達

 ルールーが本来の使命を忘れてはな達を助けたせいで、裏切り者と認定されて記憶を消去されてしまった! パップルはルールーの思い出を次々と消そうとするけど、上司のリストルはルールーを試作型パワードスーツに同化させようと提案する。
 このパワードスーツ、ボディはロボットアニメに登場しそうなのに、頭部だけはルールーの髪型を再現していることが見事にアンバランスだ。スマイルのハッピーロボみたいにコミカルなわけでもなく、かといってロボッターやワルブッターのようにきちんとしたデザインでもない。女児向けに対する配慮だろうけど、ちょっと笑えてしまう。
 リストルはルールーを機械人形と言い放つけど、やはりブラック企業の暗喩とも言えるクライアス社は恐ろしい。

 はな達はルールーを取り戻そうとするけど、ハリーによって止められる。ハリーが言うように無茶だし、何よりもクライアス社の本拠地がわからない以上は探しに行っても徒労に終わるだけ。
 はな達を騙していたとハリーは言うけど、はなはそれを真っ向から否定する。確かに最初こそはルールーはスパイで訪れたけど、はな達は彼女とたくさんの思い出を培ってきたから、それを嘘で終わらせたくないんだよね。
 はなは家族として過ごしてきたし、さあやは保育園で子どもたちを助けてもらって、ほまれだってプリハートを取り戻すことができた。だからルールーのことだって信じられる。彼女達の言い分を聞いたハリーは観念したけど、何かクライアス社の内情についても口にする。まさか、ハリーも未来ではクライアス社にいたことがあるのかな……

 

思い出を消去されたルールーを呼びかける言葉は

 ルールーが元いた未来では既に人々はクライアス社に支配されていて、完全なディストピアになっている。メビウスやエリシオの計画が完全に成し遂げられていたら、こういう世界になっていたのかな。
 痛みも苦しみもない世界こそが幸せと語るけど、ルールーは自分の価値観にノイズが生じていく。灰色の世界の中で、たった一つだけミライパッドに残されたはな達との写真が色鮮やかになっていたけど、それを壊すかのようにルールーは出撃した。そんな彼女に付き合わされるパップルはちょっと不憫?
 そして、はな達はルールーと再会する。だけどルールーははなの手を取らず、むしろ例のパワードスーツで体を覆ってしまった。やっぱり、基本的にファンシーな外見の敵が多いプリキュアで、パワードスーツを纏ったルールーの存在は独特に見えてしまう。
 そんなルールーはレーザーを発射するけど、ハリーのおかげで直撃は避けられた。その後、ほまれは迷うはなに対して変身するように進言したけど、やっぱり思い切りの良いほまれだからこそ言えるんだよね。
 実際、ほまれが言うようにここで変身しなければ、ルールーだって助けることもできないし。

 レーザーやミサイル攻撃を仕掛けながら、プリキュアの分析をするルールー。エトワールは正確で、アンジュは仲間のサポートをメインに動くけど、エールだけが何の取り柄もない。みんなを引っ張っているのに、あんまりな評価だ。
 ルールーの攻撃はプリキュア達に確実なダメージを与えるけど、プリキュア達は微塵も倒れない。むしろ、プリキュア達との思い出によってルールー自身のボディが崩れようとしていた。そして、アンジュとエトワールの技を決めてくれたおかげで、ルールーはパワードスーツから解放される。
 だけど、ルールーの苦しみは止まらない。胸の痛みと共に周囲を無差別に破壊しようとレーザーを放ち、自分の殻に閉じこもろうとする。はな達だけじゃなく、えみるとの記憶もあるせいでルールーはもっと苦しくなっていく。
 それでも、エールはルールーを助けたい一心で語り合った。自分の罪を口にし続けるルールーに対して、エールは……はなは「騙されてなんかない!」と真っ直ぐに否定する。「私がそう思ってるから、そうなの」というのはただの感情論だけど、それがルールーを救う一番の言葉なんだよね。
 ルールーは罪悪感で心を痛めていて、そしてルールーと戦いたくないはなだって苦しんでいる。ルールーが好きで、嫌いになることができないからこそ……苦しんでしまう。
 やがて倒れたルールーの元に、はぐたんが寄り添ってくれる。優しくはぐたんがルールーを撫でた途端、ルールーは大声で涙を流した…………プログラムが上書きされたとルールーは語るけど、もう彼女は他の誰かから干渉されず、自分の意志で行動できるようになったんだよね。

 

「さよなら」をするのはかつてのルールー。そして、えみるは見た……!

 ルールーの胸はまだ痛むけど、これは彼女の成長でもあるんだよね。成長には痛みを伴うことがあるけど、それを乗り越えればもっと違う自分になるきっかけにもなるし。自分の気持ちに正直になることは喜びだけでなく、苦しみの原因になることだってある。今の立場やこれまでの経験と照らし合わせると、思うように気持ちを発揮することだって難しくなるから。
 だけど、ルールーはクライアス社と「さよなら」をして、はな達に「ただいま」と言えるようになった。この時、彼女は本当に幸せそうな笑顔を浮かべていたけど、苦しみと向き合って乗り越えた結果でもあるんだよね。こうして、ルールーは本当の意味で「なんでもなれる」ようになっていくんだよね。
 はな達はルールーと笑顔を向け合っていた。だけど、そんな彼女達の姿を……なんと、えみるが目撃していた! しかも、はな達の正体を…………!?

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