HUGっと!プリキュア 第25話 感想「夏祭りと花火とハリーのヒミツ」

 放送日 2018年 7月22日

 脚本 田中 仁

 演出 角銅 博之

 総作画監督 宮本 絵美子

 作画監督 青山 充

 美術 李 凡善

 

夏祭りに向けて、新しい道を歩き出す者達と過去を振り返るほまれとハリー

 ナイトプールでのサプライズライブに感激したクライアス社の元幹部たちは、えみるとルールーの二人をスカウトした! でも、二人からは「おことわりします」とそっけなく断られてしまい、それどころか夏祭りに言ってしまった。パップルは諦めずに二人を勧誘しようとするけど、かつて否定したえみるとルールーをそれだけ評価するようになったことでもあるから、関係が変わったことは本当に微笑ましくなる。何となく『声ガール!』で、驚異的な才能を見抜かれた真琴がスカウトされた場面を思い出してしまう。

 その一方で、ほまれは実家でおばあちゃんから浴衣の着付けをして貰っていた。おじいちゃんやほまれのお母さんも登場して、そしてお母さんはほまれに星の髪飾りを付けてくれた。
 デザインは可愛らしく、まさにほまれによく似合った髪飾りだった。そしてほまれのお母さんは建設関係の仕事に就いているようで、日頃からクレーンを動かしているとなると相当な体力があることがわかる。この辺のパワフルさは、ほまれのストイックさに遺伝しているのかな。
 そんなほまれの浴衣姿はハリーからも絶賛される程で、ほまれも思わず赤面してしまう。だけど、ハリーははぐたんに首の鎖を握られた途端、過去の記憶がフラッシュバックした……

 

賑やかで愛おしい夏祭りを満喫するプリキュア達と、それぞれの過去を語り合うほまれとハリー

 夏祭りの会場では、パップル達も屋台で商売をしていた! 事務所の資金稼ぎと語っていたけど、充分にプライベートを満喫しているのはいいことだ。
 そしてパップルのくじ引き屋ではなはぬいぐるみを当てようと頑張るけど、ハズレを引き続けてしまう……そんな彼女のため、ひなせ君は全財産の500円を使って、見事にぬいぐるみを手に入れた! だけど、はなはぬいぐるみをはぐたんにプレゼントしてしまい、ひなせ君の気持ちは届かず……けれど、パップルが「どんまい」と励ましてくれたのは、せめてもの救いか。
 失恋したパップルだからこそ、恋に頑張るひなせ君を応援できると考えると、この作品の繋がりが本当に暖かく感じてしまう。

 チャラリートがみんなのために記念写真を撮ってくれたり、アンリと正人が一緒に夏祭りを楽しみ、そしてダイガンの射的を当てるために緻密な計算するルールーとさあや、かたぬきを楽しむプリキュア達と……それぞれ、本当に夏祭りを満喫していた。
 そして花火の場所取りをしようとするけど、えみるとルールーはまだまだ屋台を楽しんでおらず、夏祭りの会場に戻っていった。えみるは厳しい教育を受けて、またルールーはクライアス社のアンドロイドだったから、こういうイベントには縁がなかったのかな。だからこそ、貴重な体験をもっと味わいたい気持ちもありそう。
 そんな二人にはなとさあやもついていき、後はほまれとハリーとはぐたんだけに。はぐたんのお世話に慣れているハリーの姿を見ながら、ほまれはハリーの過去を知った。ハリーは実は孤児で、未来では自分と同じ境遇のハムスター達の兄貴分として生きていたから、はぐたんの子育てだって慣れている。
 一方、ほまれも両親が離婚していて、お母さんの実家で暮らしていたことをハリーに話す。離婚をしてからもスケートに熱中して、そして離れた時期があってもお母さんに守ってもらってたから、守ってくれた人達のためにほまれは「なりたい自分になる」とハリーに伝える。
 ほまれとハリーの距離は縮まりつつあるけど、この二人は親を失ったという過去を持っているからこそ、互いの辛さを何となく理解し合えるんだよね。

 

明かされるハリーの秘密。ビシンがハリーを狙う理由とは……

 アイキャッチも新しくなって、プリキュア5人が勢揃いするとやっぱり画面も華やかになるね。
 ハリーは自分の過去を明かそうとするけど、彼の前にビシンが現れた! 一方でドクター・トラウムもクライアス社で屋台を開いており、リストルが相変わらずの無表情で食べ物を口に入れる。なんだかんだでトラウムは遊び心があり、それに付き合ってくれるリストルも素敵。
 ビシンは「迎えに来たよ」と語る中、ハリーはほまれにはぐたんを預けてビシンを惹きつけようと森の中を走った! 当然、ほまれはあとを追いかけて、そしてトゲパワワを感知したルールーの言葉を聞いて、はな達も走る。
 はなはリンゴ飴をひろせ君に預けたけど、彼女はこの飴のことを覚えているのかな? あれから、ずっとひろせ君は持っていたままになっていたし……

 ハリーはビシンに追いつかれてしまうと同時に、プリキュア達も駆け付けた。
 そしてビシンはハリーの過去を語り、クライアス社によってスカウトされて、改造手術を受けてしまったという驚愕の過去を明かしてしまった! ハリーが手術台の上に寝かされて、怪しげな手術を受けるシーンは「仮面ライダー」をイメージしたのかな。
 そこを助けられて、ハリーはクライアス社を脱走したけど、ビシンによってまた怪物にさせられてしまった! ビシンはクライアス社によって全てを与えられたと満足げに語るけど、これは絶対に洗脳されてるよね……そうなると、ハリーはかつての家族とも戦わなければいけないという、非常に重い運命を背負ってもいるんだよね。『ハートキャッチプリキュア!』や『スイートプリキュア♪』でも、ムーンライトやミューズは実の父親と戦う運命にあったけど、彼女達よりも過酷かも。

 

ビシンによって怪物にされたハリー。彼を救うため、エトワールが投げかけた気持ちとは

 ハリーを救うためにはな達はプリキュアに変身するけど、ハリーは強い。猛オシマイダー以上に、プリキュア達を圧倒している。
 だけど、エトワールはメロディソードでハリーの攻撃を受け止めて、過去が明かされても絶対に離れないと宣言してくれた。これまで、ハリーと一緒にいた時間が長かったほまれだからこそ、ハリーの過去を知っても離れないと堂々と言えるんだよね。
 そしてこれはハリーだけでなく、わたしたちみんなの問題であり、エトワールは優しく手を差し伸べてくれた。はぐたんもハリーの名前を呼んでくれて、彼の中でアスパワワとトゲパワワがぶつかり合っていて、ハリーを救うためにプリキュア達はトゲパワワを浄化した!

 

クライアス社の打倒を目指すハリーと、ハリーを取り戻そうと奮闘するビシン

 ハリーは元の姿に戻ったけど、ビシンはそれに怒りを燃やしてエトワールに襲い掛かるけど、ハリーのバリアによって阻まれた。ビシンはハリーを無理矢理怪物にしたものの、やっぱり家族でもあったからこそ、ハリーを取り戻したいとも考えているんだよね。
 けど、それはハリーも同じで、クライアス社が間違っているからこそ打倒を目指し、そしてプリキュア達に力を貸している。でもビシンはハリーを諦めるつもりはこれっぽっちもない。
 ひとまず、ビシンは去って平穏な時間を取り戻して、打ち上げ花火を楽しむことができた。リンゴ飴を押し付けられたままのひろせ君だけ、不憫だったけど……

 

 物語の謎がどんどん明かされて、ハリーがやはり元クライアス社の社員であったことが明かされた。
 何故、ハリーが人間に変身できるのか? そして、どうしてクライアス社の事情にそこまで詳しかったのか?
 クライアス社にスカウトされて、改造手術を受けてしまったからこそ、人間にも変身できるようになったと考えるのが自然かな。

 ボーカルアルバムの『おどろきカンゲキ☆ドンとハリー!』では、ハリーがただのハムスター/ただのイケメンじゃないことが歌詞になっていたけど、真相が明かされてからだと特別な意味合いがあるように聞こえてしまう……
 そしてほまれとハリーの距離が縮み、また二人の絆が深まった話でもあるけど、それぞれ深刻な過去を抱えていたんだよね。ただ、今作のプリキュア達はそれぞれの過去が重くて、だからこそなりたい自分になることができた時の喜びは大きくなるけど。

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