兄弟で戦うヒーローは空に憧れる少女を応援する ウルトラマンR/B(ルーブ) 第5話 感想『さよならイカロス』

 ほとんどの奴らは夢を持ってても、挑戦しようとはしねえ。
 でもお前はそうじゃねえ。俺は、二宮から勇気をもらってる。

 放送日 2018年 8月4日

 脚本 安達 寛高

 監督 田口 清隆

 

大空に夢を抱く少女、二宮ユウハ

 前回のあらすじで熊城監督の温かさを振り返りながら、湊兄弟は先代のルーブの変身者についても言及していた。遥か昔、ルーブがあやか星となって地球に飛来してグルジオボーンと戦っていたからには、その頃にも別の誰かがウルトラマンになっていたと考える二人の視点はとても鋭いよね。
 かつてのロッソとブルも誰かが変身していたのか、それとも二人の巨人だけで戦っていたのか……もしも昔のルーブがエピソード化されるのであれば、オリジンサーガのようにAmazonプライムの枠で配信されたりしないかな?

 そして今回はイサミの通う大学で空を飛ぶ研究を燃やしている二宮ユウハの夢を応援する話だった。
 空を飛ぶための研究を重ねていて、手作りの装置で空を飛んでいることから「イカロス」というあだ名を付けられたお嬢様。周りからは変わり者と見られているけれど、自分の技術で空を飛べているから充分に立派でしょ。
 人工筋肉と外骨格を研究して、それを元に空を飛び続けている。そんな頑張りをイサミは認められるのは、やはり母であるミオへの憧れがあるからこそかな。ミオだって、宇宙考古学に対して情熱があったし、それがイサミが学び続ける原動力にもなっているから。
 イサミがうっかりユウハの装置を壊してしまい、そのせいで彼女の助手になることに……激怒こそはしなかったけど、「20万円」という金額は決して安くない。ユウハの静かな怒りはイサミに突き刺さるよね……

 8月1日にウルフェスで開催されたニュージェネレーションナイトにて、実は密かにユウハ役の須藤叶希氏がお客さんとして参加していた! そこには濱田龍臣氏も混ざっていたので、この日のニュージェネレーションナイトは本当に豪華になったことが伺える。
 グッズの売り上げが良ければギンガやXも続編が作られるようなので、やはりバンダイにお布施をしろという暗喩か。自分としても円谷やバンダイにお金を使いたい気持ちはあるけど……!
 そしていつかニュージェネレーション世代が勢揃いする映画も作りたいと語られていたようなので、ぜひとも実現したいと願う。

 笛鳴山にて、ユウハとイサミは空を飛ぶ実験をすることになり、そこをカツミとアサヒも見学することになった。この山はウルトラマンの戦いによって地面に亀裂が走り、その影響で風の流れも激しくなっているみたい。
 ウルトラマンの戦いは確かな影響を与えて、こうして物語を進めていくことは面白いかも。ウルトラマンと怪獣の戦いによる爪痕は負の側面だけでなく、こうしてゲストキャラの夢を後押しする要因にもなっているし。
 だけど、カツミとアサヒはユウハの挑戦が無謀であると心配していて、止めようとも提案する。そんな兄妹の元に新しいTシャツをデザインしたウシオも現れて、そしてマコトがチャレンジ精神を絶賛しながら来店した! Tシャツは買わないみたいだけど。

 

湊一家の様子を探ろうとマコトは暗躍するが……

 マコトはクワトロMの店内を褒めて、そしてミオがいた頃の思い出について振り返っていたけど……大物感あふれる笑顔の裏には、本当に何が隠されているのか?
 そんなマコトは風来坊の雰囲気が溢れるジャケットを購入しようと、小切手でウシオが即答するほどのとんでもない値段を突き付けた! カツミだけが高すぎると反対する中、周りは進んで売ろうと進言する中……マコトはクッキーのように見せかけた盗聴器を仕掛ける。
 マコトは山に風のクリスタルがあるという湊兄弟の話を盗み聞きしたけど、アサヒにクッキーをかじられたせいで失敗に終わる。でもイサ兄のいたずらのせいにされたせいで、運よく(?)犯人にされずに済んだ。それにしても、こうして疑われるイサミは、実は普段からあまり信用されてない?

 壊れてしまった翼を治そうと、イサミとユウハは徹夜で修理をしている。「折れない翼」はウルトラマンオーブの「逃げない心」を意識しているのかな。
 ユウハは親の意向によって、近いうちに大学をやめてしまい、海外に行くことをイサミに話すけど、どこか寂しげだった。夢こそは大事だけど、やっぱり地に足の付いた生活をして欲しいという親の心もあるよね……もちろん、家の体面だってあるだろうけど。
 イサミも、夢よりも家族を優先させたカツミのことがあるからこそ、ユウハの決断を否定できないよね。

 ユウハは綾香市のことに来てよかったと語り、そんなユウハを尊敬しているとカツミは想いを告げる。そしてユウハからも勇気をもらって、ユウハもイサミと一緒に空を飛びたかったと伝えてくれるけど……本当に穏やかな触れ合いだよね。

 

湊兄妹とユウハに襲いかかるは、グエバッサー!

 だけど、そんな一時をぶち壊すかのように、マコトは明るく楽しそうにグエバッサーを呼び出した! 前回のレッドキングと違い、市街地で堂々と呼び出したから市民への被害も半端じゃなさそう……
 グエバッサーを前に湊兄弟はウルトラマンに変身して立ち向かうけど、その暴風に二人は翻弄されてしまう。アサヒとユウハの視点と、ウルトラマンの戦いを同時に移して、それぞれの慎重を上手く表現する田口監督の手腕は相変わらず素敵。
 一方でマコトはまた名言を残すけど、果たしてユウハの夢をどう思っているのか……? 自分を、障害として自覚しているからこそ、あえてこんな態度を取っているのか。まだまだ謎は尽きない。

 グエバッサーの暴風によって空は暗くなり、ユウハは吹き飛ばされたけど、これはオーブ第一話を意識したのかな。地面に埋まった風のクリスタルを取り出すため、ロッソとブルの火と水の力で水蒸気爆発を起こしたのも、マガパンドン戦を思い出させるし、やはりオーブを思い出させるシーンが多い。
 そして地面の亀裂からウルトラマンティガのルーブクリスタルを手に入れて、ブルは新たなる姿……ブルウインドに変身した! マコトは残念がりながら、クッキーをやけっぱちに食べるコミカルな姿が面白い。

 

圧倒的な防風には、新たなる風の力で立ち向かい……大空に羽ばたく!

 ブルの視点からグエバッサーに立ち向かい、空に飛ぶ表現も実に上手い。ウルトラマンの視点から怪獣と戦うカットと、視界の外からロッソのサポートが来ていたけど、カメラが激しく動いていたね……
 グエバッサーの風を相殺させるため、ブルも逆方向の突風を仕掛ける。流れるようにロッソとブルの同時光線により、見事にグエバッサーを撃破したけど、この二人のコンビネーションはやっぱり素敵。
 最後、風に乗って飛んだユウハはブルと並んでいたけど、もしかしてウルトラマンの正体について気付いていたりするかな。ウルトラマンと人間が空を飛ぶシーンは歴代で何度もあったけど、生の人間が空を飛びながら並ぶのは珍しいかも。これまでは、戦闘機に乗って視線を合わせる場面が多かったし。
 一方でマコトはグエバッサーのクリスタルを手に取りながら、風来坊のオーブニカを意識したような口笛を吹きながら、オーブオリジンのクリスタルを磨いていた……あの風来坊は濃い悪役に狙われる運命にあるのかな?

 

 前作ジードのシリーズ構成である乙一氏こと安達 寛高氏によるエピソードは、夢を追いかける人の情熱について描かれていた。そのエモさはアサヒも感激したと公式アカウントで呟いたほど!
 名君として人々に慕われているマコトの悪辣さと、オーブに対する執着心(?)が徐々に発揮されるようになって、これからも物語をどんどん引っ掻き回してくれそう。ジャグラーやケイと違って、主人公側からは信用されている分、その正体が明かされた時はどうなるのかが楽しみになる。
 そしてマコトとユウハは良い雰囲気になって、二人の別れも描かれていたけど……やはり、また何かの機会で二人の再会を見たいと願う。ジードのトリィやオーブの馬場のその後が物語で描かれたみたいに。

 
特撮ランキング

7月7日発売予定 【送料無料】 ウルトラマンR/B ルーブ DXルーブジャイロ

【送料無料】ウルトラアクションフィギュア ウルトラマンブル アクア

S.H.フィギュアーツ ウルトラマンR/B ウルトラマンブル アクア (BANDAI SPIRITS/予約/2018年12月/発売日未定)

劇場版ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!!(特装限定版)【Blu-ray】 [ 濱田龍臣 ]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)