HUGっと!プリキュア 第32話 「これって魔法?ほまれは人魚のプリンセス!」感想

あんたとわたしは似てる……
嫌になるくらいにね

 放送日 2018年 9月16日 

 脚本 田中 仁

 絵コンテ 村上 貴之

 演出 三上 雅人

 総作画監督 山岡 直子

 作画監督 高橋 晃

 美術 山口 大悟郎

 

スケートの大会で確実に成果を残したほまれは、ハリーへの想いを強めていく

 ほまれは人魚のプリンセスになる32話だけど……人魚のプリンセスである大先輩のキュアマーメイドが出てくるお話ではない。ちょっと残念。
 フィギュアスケート大会三連勝を果たすくらいにほまれは大活躍して、ビューティーハリーでみんなはほまれの勝利を祝うパーティーを開いた! はなとえみるからのインタビューに、ほまれは世界を目指す意思表示をしながら、キラキラと輝くハリーがシャーベットを差し出してくれた!
 ほまれは頬を赤く染めらせて、ハリーといい雰囲気になっているのを見てはなは固まってしまう……二人の大人っぽい雰囲気に、はなもたじたじになってしまったかな?

 ほまれは4回転ダンスを目標にして、イメージトレーニングのために図書室に訪れて人魚姫の絵本を読んだけど……王子様とハリーを被らせてしまい、真っ赤になった! 応援したくなるような恋だけど、そこにクライアス社が襲いかかってきて、ほまれ達はプリキュアに変身して猛オシマイダーとの戦闘に。
 ビシンが操る猛オシマイダーの力によって、ハリーとほまれは取り込まれてしまい……目が覚めたら、ほまれは人魚姫の世界でヒロインになっていた!

 人魚姫になったほまれは王子さまことハリーを助けて、人魚姫の世界でも相変わらず惚れてしまう。この世界はハリーとほまれの深層心理が合わさったことで生み出されて、人魚姫がベースになっているのはほまれが絵本を読んだ影響みたい。
 一方、現実の世界ではエトワールに嫉妬したビシンも猛オシマイダーの世界に入り、魔女に変身した! プリキュア達もエトワールとハリーを助けたいけど、無暗に攻撃を加えると中にいる二人がどうなるかわからないというアムールの警告もあって、迂闊に手が出せない。
 それでもエール、マシェリ、はぐたんは猛オシマイダーをペチペチと叩くのを見て、刺激を与えれば何か変化が起こるのではとアンジュは希望を抱く。
 そのまま5対1でペチペチと叩き続けるけど、当然ながら猛オシマイダーは激怒して、プリキュア達は童話の世界のお姫さまになった! アムールは赤ずきんちゃん、マシェリはアリス、アムールはシンデレラになって……残るエールだけはおじいさんになった浦島太郎に。
 ぎっくり腰に襲われるほどに弱くなったけど「何のこれしき!」と立ち上がる! 流石はイケてるお姉さん。
 

 

ビシンによって人魚姫にされてしまったほまれは、ハリーには一番大切な人がいることを知ってしまう

 ほまれは人魚姫の国に伝わる人間の薬を飲んで、見事に足が生えた。本当なら魔女からもらった薬の影響で声を失うけれど、流石にそこまでは再現されていない。
 ハリーに助けてもらってお城に辿り着き、色鮮やかなドレスを身にまとってダンスを披露する。ハリーから励まされた曇りの日や約束を交わした思い出を回想しながら踊るけど、いつの間にか世界は大きく変わってしまい、ハリーの視線は顔の見えないお姫様に向けられていた。
 ビシン曰く、お姫様は王子にとって一番大切な人らしく、ほまれに対する当てつけのように王子さまには別の想い人がいて、人魚姫は海の泡となって消える運命にあると高らかに語る。
 そしてほまれは海の底に落ちてしまい、あがこうとするもあの人魚たちがどん底に引きずり込もうとほまれを捕まえて、ほまれの意識は闇に飲み込まれてしまう。

 本性を現した人魚たちは怖いし、ビシンもハリーに対する妄執でいっぱいになっている。そんなビシンはハリーの大切な人の顔を覗き込み、彼女すらも傷付けようとするけど……童話の世界が大きく揺れている。
 外からはプリキュア達がほまれの名前を呼んでいて、ほまれが再び立ち上がってくれることを信じながら、この世界を揺らしていた。

 

ほまれは失意のどん底に沈みそうになるも……キュアエトワールとして、ビシンを相手にハリーに対する想いをぶつけ合う!

 ほまれは闇の中で自分の全てを忘れようとするけど、エール達の叫びを受けて、自分の心の中に秘めた夢と未来を思い出し、大きく飛び上がった!
 キュアエトワールとして復活した彼女に対してビシンは苛立ちを発揮して、どうして心の痛みに潰れないのかと激怒する。ハリーに振り向いてもらえない辛さはビシンも同じで、彼の叫びを聞いたエトワールはビシンの姿を自分と被らせていた。彼女の顔付きは凛々しいながらも、ビシンに対する同情すらも感じさせて、ハリーに対して片思いをしているからこそビシンの痛みを理解することができるんだね。
 エトワールはあえて大切な人の顔を覗き込まず、自分の気持ちを秘密にしたまま、童話の世界は崩れ落ちて……プリキュア達は猛オシマイダーを浄化した!

 撤退したビシンは悶々とし、ハムスターの姿に戻ってしまう。辛すぎるあまりに、仮初めの姿を演じる気力すらも無くなっているのかな。
 そんな彼を励ますようにリストルも現れて……「泣くな、ビシン」と優しい声をぶつけながら、彼もまたハムスターになった! 大泣きするビシンを無言で抱き締めるけど、リストルはいい兄貴だね。
 彼は上司としては厳しくて、ダイカンに対しては何とも思わなかったけど……ビシンは同じ日々を過ごした家族だから思い入れが深いのかな。だとすると、彼はハリーに対して何を想っているのかも気になってしまう。いつか、ハリーはビシンだけでなくリストルとも戦う時が来るから。

 夢の中からハリーが目覚めて、何が起きたのかを聞かれるけど……本人は記憶が全くないみたい。それに合わせてほまれもごまかすけど、果たしてハリーの言葉はどこまでが本当か?
 ほまれはハリーの頭をなでながら、私の前ではしばらくその姿でいてくれると話しながら、いつも通りの勝気な笑顔で物語は締められた。

 ほまれの初恋、そして失恋によって一時は心を閉ざしそうになったけど……そんな切なさは見事にプリキュア達が癒してくれた! だからこそ、ほまれもビシンの痛みに共感して、彼を否定するのではなくその心を抱きとめられるようになったんだね。ビシンからは否定されたけど。
 だけど、ビシンも決して一人ではなく、トラウムやリストルのように支えてくれる人はいる。トラウムはともかく、リストルは本気でビシンを心配しているだろうし、表情と声色はとても優しく見えた。
 でも、そんなリストルは次回になってアンリに迫り、冷酷な視線を向けていた。これまでは謎の多いリストルもついに本領を発揮するかな?
 

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