HUGっと!プリキュア 第35話 感想「命の輝き!さあやはお医者さん?」

あやちゃんたちの……
邪魔はさせない!

 放送日 2018年 10月7日 

 脚本 広田 光毅

 演出 畑野 森生

 総作画監督 宮本 絵美子

 作画監督 美馬 健二

 美術 李 凡善

 

さあやはお母さんになる人たちの気持ちを知りたくて、病院でお仕事体験に励む!

 さあやは現代版かぐや姫の主演としても輝いていて、巨大な塔の壁に手を添えながら「お母さん……」と愛おしげにささやく。はなは感動のシーンに涙を流しており、えみるもさあやが出演するドラマが大ヒット中であることにテンションを上げている! そして「ドクターはいすくーる」の撮影も進んでいて、放課後は天才医師のお話という興味が惹かれてしまうシナリオ。
 そしてミライパッドではドラマも楽しめるみたいだけど、支えてくれるハリーは実に気が利いているね。TVよりもミライパッドの方が画質良かったりするのかな?

 すみれさんの紹介で、医者の役作りのためにまた病院でお仕事体験できるようになった。
 はなは生まれた赤ちゃんたちに目を輝かせるけど、そんなはなをたしなめるのは一人の少女。少女の真剣な表情には、はなもたじろぎながら謝るしかない……それにしても、はなはこんな役ばかりだね。
 そしてマキ先生はさあやの事情を知ったけれど、役作り以外のことも学ばせる目的があってプリキュアのみんなは研修を受けさせてもらえるようになった!

 ほまれは整形外科を選んだけど、スケートのミスで怪我をした経験があるからこそ、誰かを助けるお手伝いをしたくなったのかな。
 イケてるお姉さんを目指すはなと、ヒーローに憧れたえみるが小児科を選んでいる。そしてさあやとルールーは産婦人科になったけど、この二人のペアを見ていると保育士でバトルを繰り広げていた頃を思い出してしまう。
 注射の練習をしたり、母子にタオルを渡して、実際に妊婦の経験をしたりとさあやとルールーの二人は本格的にお仕事とお母さんの経験を同時にこなしている。
 一方でほまれもけが人のサポートをして、えみるも子どもたちからお姉ちゃんと慕われている。そしてはなだけが……子どもたちのおもちゃ(?)になってしまっていた! えみるが「お姉ちゃん」呼ばわりに対してはなは呼び捨てにされ、それだけ親しまれているのか、あるいはナメられているのか。
 えみるは絵本の読み聞かせが上手だけど、育ちが良いからハキハキとした喋りも得意なのかな?

 

さあやはお母さんが恋しいあやの気持ちに寄り添うため、あやの心を抱き締める!

 はなを注意した少女・あやは大好きなお母さんが妊娠をしていて、今日がその手術日だった。
 帝王切開で手術に取り組むことになって、あやのお母さんは強い不安に支配されている。インターネットでは安全という意見もあるけど、それは大多数の意見であって、お母さんにとっては正解ではない。マキ先生もそれを承知していて、理屈で正論を言われても感情で納得できるとは限らないんだよね。
 誰かにとっての正解が、必ずしも万人に受け入られる訳ではない。人によって体質は違うし、情報は常に変わっていくこともあるから、ネットで答えを得ても鵜呑みにするわけにはいかない。マキ先生のように直接命を預かる立場にいるなら、なおさら無責任なことは言えないからね。
 実際、マキ先生の口から帝王切開が立派なお産だと言われても、お母さんは完全に安心することはできなかったし。

 不安になる理由は、あやが初めての子どもだからしっかり育てようとしても、急ぐあまりに失敗ばかり。だから次の子どもは完璧に育てようとするけど、世間では帝王切開に対する偏見があるせいで自分を責めてしまう……過去の失敗と世間に対する負い目が同時に突き刺さると、どうしてもマイナス思考になってしまうよね。
 アンリだって、理想の人物を世間から求められていることに生きづらさを感じていたし、彼の葛藤を考えるとなおさらお母さんの辛さが伝わってくる。
 だけど、世間からの目はただの思い込みであることもあるし、少なくともあやはお母さんのことが大好きだとちゃんとさあやに言えている。大好きだからこそ、新しく生まれてくる赤ちゃんにママを取られてしまうという思い込みに囚われてしまい、涙を流してしまう……だけど、さあやはあやの悲しみを抱き締めて、はぐたんだってあやに歩み寄ってくれた。
 だからこそ、あやとお母さんは心を通わせられたし、あやも立派なお姉さんになったんだね。マキ先生が言うように、お母さんはもう立派に子育てをやっているよ……!

 

さあやはお母さんとあやの絆……そして生まれてくる新しい命を守るため、プリキュアになって戦う!

 だけど、新しい命の誕生が訪れようとしている病院を襲うのは……またしてもドクター・トラウム!
 度重なる失敗と孤立していく自分自身に心が病んでしまうジェロスに見かねたのか、今回はトラウムが出撃することに。それにしてもトラウムも失敗が重なっているにも関わらず、微塵も気にせずに「Hugっとプリキュア!」の最終回を放送させると意気込んで、来週からは「バグったトラウム」の始めさせようとしている! 放送終了後に外伝とかで出てこないかな。
 そしてトラウムはいつものように猛オシマイダーを生み出すけど、今回は騒音対策もばっちり行っていることに加えて病院からも離れている。トラウムなりの配慮だろうけど、新しい命が誕生することを邪魔させないために戦うプリキュア達の方が強く、アンジュの技から流れるプリキュア達の浄化によって決着は速やかについた。
 しかしトラウムもよからぬ計画を立てていて、次回からのオールスターズコラボ回や秋の映画に繋がりそうな何かを起こしてくれそう。

 そして新しい命は誕生し、あやも見事にお姉さんになった!
 さあやも立派な先生になって、あやとまた会う約束を交わした。さあやは先生であることを否定したけど、これから本当に先生になってくれる可能性も充分にあるよね。
 あやとお母さんは責任感と不安に囚われていて、暗い感情を取り除いてくれたのが今までの世界で出会ったことのない新しい人という点でも共通しているんだね。
 傍から見ていれば、充分に役割を果たしているけれど本人がそれに気付くとは限らないし、また誰かに褒めてもらっても素直に受け取れるわけでもない。けれど、相手の心と向き合っていけば、少しでも苦しみを和らげるきっかけにはなる。さあやとマヤ先生は親子の苦しみをきちんと癒してくれたよね。

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