HUGっと!プリキュア 第40話 感想「ルールーのパパ!?アムール、それは…」

今度、いっしょにごはんをたべましょう……
きっとそうすれば、きっと……

 放送日 2018年 11月18日 

 脚本 坪田 文

 絵コンテ 角銅 博之

 演出 朝倉 舞彩

 総作画監督 山岡 直子

 作画監督 増田 誠治

 美術 李 凡善

 

ルールーとトラウムは再会をするも、ルールーの中で大きなわだかまりが残っている

 ルールーはトラウムに豪快なパンチを叩き込んだけど、トラウムはいつものテンションを保ったまま、3分でわかる未来劇場を始めた。
 さあやいわく、トラウムが用意した映写機のデザインはかわいいみたいだけど、ほまれからすればどこかずれている様子。やはりさあやはトラウムと意気投合する素質があるのか。
 トラウムは軽い口調だけど、未来劇場の中身は物語の核心に迫る重大な話であり、キュアトゥモローやマザーの謎について語ってくれた。
 そしてハリーも自分の過去についてようやく話すようになって、かつて絶望していた頃にキュアトゥモローから救われて、そしてたった一人になっても諦めないキュアトゥモローを救ってくれた。だからハリーにとってトゥモローが一番大切な人になっていて、ビシンもハリーを奪ったトゥモローが強く憎たらしいんだね。

 トゥモローとマザーが最後の力を使ったことで、トゥモローがはぐたんになってしまって、そしてはぐたんの泣き声をはなたちが聞いた序盤のシーンに繋がるけど、実はえみるも聞いていたことが判明した。
 はぐたんは妖精でもあり、実ははなたちの先輩だったことは初めてのパターンかな。これまでの妖精プリキュアは追加戦士、または限定での変身だったから。

 トラウムもこれからはプリキュアたちの力になってくれるけど、はぐたんからは嫌がられていた。やはり、少し前まで敵対していたから、しょうがないよね。
 はなたちはトラウムの気持ちを受け取ったかと思いきや、ルールーだけがトラウムに対して猜疑心を抱いている。ルールーの中からトラウムのデータを消されたことで、自分は捨てられたと判断して、トラウムのことを信じられなくなり……飛び出してしまった。

 ルールーは複雑な表情を浮かべていて、またトラウムも覚悟していたとはいえ、また会えることを期待していたからには裏切られたショックも大きい。
 ハリーはトラウムを心配するけど、トラウムはハリーをねずみ呼ばわりしてくる。当然、ハリーは怒るけど、かつて敵対していた相手同士で穏やかな日常を繰り広げられるようになったのはやっぱり素敵だね。
 去年のリオとビブリーみたいに、一度は敵組織の仲間だったけど、味方になってからまた仲良く(?)してる光景は、平和になったことを実感させてくれる。

 

ルールーとトラウムのことを思いやり、はなたちは二人の後押しをしてくれる

 一方でルールーはたこ焼きをやけ食いしている所をはなは発見した。ルールーはシステムエラーを起こすと言ったけど、はなはシステムではなく心であると教えてくれて、ルールーの心と名前を誉めてくれた。
 アムールは愛という意味を持っていて、また野に咲くはなのようにあってほしいという自分の名前についてもはなは伝えた。同じ家で住んで、野乃一家の一員として育ち、そしてお互いに気持ちをぶつけ合ったからはなとルールーだからこそ、親に関する悩みを相談し合えるんだね。
 そして肝心のトラウムは、怪しげなマシンに乗ってルールーを探している。そんなマシンに乗って通報されないのかと思うけど、歴代では四葉財団みたいなとんでもない企業がある世界観だから今更かも?

 場所は変わって、穏やかな丘の上でルールーとトラウムは親子で語り合い、昔のルールーの思い出を話すけど、ルールーからすれば昔の失敗談をほじくられているのでめっちゃ恥ずかしい。
 だけど、昔のルールーはまさに生まれたての子どもと同じで、トラウムの思うようにはなかなかいかずに手を焼かされてしまう。この経験があるからこそトラウムは病院で眠る子どもたちにも気遣ったのだろうし、また彼も子育てに悩む親であることの証明にもなる。
 そして頭の中に一人の少女の姿が浮かび上がった途端、自分を責めてしまい、トラウムはルールーから逃げるように記憶を消したけど……やっぱり、記憶の中にいる少女はトラウムの実の娘なのかな。目の色とか似てて、面影があるし。
 子ども向け番組だからあまり深く描写できないのだろうけど、娘を失った悲しみから逃げるために、ルールーを開発したんだよね。多分、妻だって亡くしているだろうし。

 トラウムは自分の過ちを認めて、またルールーのことを誰でもないただ一人のルールー・アムールとしてみんなから認められていることも、トラウムは受け入れた。自分の矛盾に苦しみ、またルールーのことを見捨てた後ろめたさに苦しんでいたのだろうけど、そうした自分を抱き締めて、ようやく一歩前に進めたんだね。
 えみるとの演奏も、ルールーが踏み出した新しい人生の一つとして、輝かしく見えたかな。温泉の時ははなたちと一緒に一緒にはしゃいでいたけど、今回は気持ちを通わせていたからこそ、感動の涙を流したんだね。

 

ルールーとトラウムは少しずつ歩み寄り、親子の絆が芽生えつつあるけど……?

 穏やかな親子の一時を邪魔するかのように、ジェロスが猛オシマイダーを呼び出して、プリキュアたちが立ち向かう。アムールが襲われるけど、マシンに乗ったトラウムがかばってくれた! ジェロスから裏切り者とののしられるけど、そんなことを聞く耳持たずに一人の父親として、娘を守った……父親としてできる、初めての贈り物になるかな。

 事件は終わって、トラウムはルールーの元から去ろうとするけど、ルールーは一緒にご飯を食べようと言ってくれた! ルールーもトラウムの全てを受け入れた訳じゃないけど、親子として少しずつ距離を縮めようとしているんだよね。
 だけど調子に乗ったトラウムからお父さんアピールをされてしまい、そのウザさに引いてしまう。まるで思春期の娘みたいだ。
 そんな微笑ましい光景の一方、はなははぐたんとハリー……そしてルールーがいつか未来に帰ってしまうことに気付いて、えみるがとんでもない叫びを発しながら、夕焼けにえみるの顔が思いっきり映し出されたという終わり方。
 次回予告でも目からアスパワワが消えてしまい、はぐたんにも伝染しているけど彼女はどうなってしまうのか……

 父と娘が和解して、お互いに少しずつ進むようになったよね。
 物語の真相と同時にルールーの秘密も明かされて、そしてトラウムが真の意味で前を進めるようにもなった。トラウムがルールーを捨てたことは変わらないけど、それを娘のせいにせず、むしろ自分の矛盾と弱さが原因であることを自覚しており、だから何も言わなかった。だけど、それでは親子として前に進めないからこそ、はなたちの後押しがあったおかげで親子として向き合えるようになったよね。
 トラウムは矛盾に葛藤していたけど、その矛盾があったからこそルールーは誕生して、またルールーのおかげで幸せになった人もいる。はなたちは成長することはできたし、えみると一緒に始めたツインラブのおかげで幸せになった人もいる。だから、矛盾の全てが決して悪いことではない。
 誰だって矛盾はするし、失敗の中から生まれることもある。周りのみんなが親子の気持ちを見守ってくれたからこそ、完璧ではないにせよ互いにわかり合えるようになったよね。

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