HUGっと!プリキュア 第42話 感想「エールの交換!これが私の応援だ!!」

キュアアンフィニ!
それが僕の名前かな?

 放送日 2018年 12月2日 

 脚本 坪田 文

 絵コンテ 菱田 正和 三上 雅人

 演出 三上 雅人

 総作画監督 山岡 直子

 作画監督 赤田 信人

 美術 飯野 敏典

 

はなはアンリが出場する大会に向けて、どんな応援ができるのかをチャラリートからヒントをもらう

 これまで、はなが応援してきた人達とのエピソードを振り返りながら、お互いにエールを交換し合うことの意義を掘り下げて、そして新しい奇跡を起こした素敵なエピソードだった。
 話の鍵になっていたり、クライアス社幹部昇進や念願(?)のプリキュア化を果たしたりなど、大きく前に出てきたアンリだけど……彼がもう一度夢を見ることができたのは、はなたちが懸命に応援してくれたからなんだよね。
 はなはほまれやアンリのためのポスターを作り、そしてアンリの新しいスケート衣装をデザインした。でも衣装の方はいつも通りにケチをつけるけど、きちんと褒めてくれる。ひねくれ者のアンリくんらしいけど、やっぱりはなと仲良くなっているね。
 でも、そんなアンリの足は確実に悪くなっていて、ほまれからも故障を指摘されてしまう。アンリも覚悟の上であり、次の舞台を最後にすることを受け入れた上で舞台に立ったことを決める。

 一方、はなはアンリに向けて自分はどんな応援ができるのかを考えていたら、チャラリートが現れて、ちゃんはなことはなに助けてくれたことにお礼を言ってくれた。
 はなはどんな応援がいいのかを相談するけど、なんでもいいとチャラリートは優しく応えてくれる。その瞳は優しくて、落ち込んでいる時こそ過去の応援が嬉しくなって、だから頑張れると素直な気持ちを述べてくれる。
 はぐプリのテーマを担う『応援』という要素が、繋がり合った人間関係を経由して活かされているのが素晴らしい。はなも当初は何もできない自分に悩み、周りからの助けがあったからこそ、空っぽだった自分に苦しんでいたチャラリートを応援できたし、そんなチャラリートだって今は誰かを応援する立場にいる。
 今だって、チャラリートからの応援があったからこそ、はなが前に進むためのきっかけを掴めただろうし。

 

アンリは選手生命を絶たれて絶望するけど、エールは自分ができる応援を送り……新しいプリキュアが誕生した!

 だけど、はなたちの気持ちを踏みにじるように、大会当日になって唐突な事故に逢ってしまいアンリは大怪我をする。足の感覚すら失っていて、もうスケートの王子になることはできず、ほまれや正人の励ましすらも拒絶する有り様。
 アンリの中で多くの『もし』が浮かび上がってしまい、最後の望みすらも絶たれてしまったことに涙を流すしかなく、そこにリストルが現れた。悲しみに沈むアンリを抱えて、トゲパワワで溢れたスケートの会場に連れていってしまう。
 そしてアンリはクライアス社に引き込まれて、猛オシマイダーすらも生み出すほどに絶望したけど、エールはアンリの気持ちすらも抱き締めた。
 今のアンリにはどんな励ましも無意味で、何を言えばいいのかわからないことをきちんと謝り、その上でアンリがなりたいアンリの姿を思い出させてくれた。新しい自分になるため、アンリとぶつかり続けたはなだからこそ、アンリの気持ちに寄り添えるんだよね。

 エールの言葉を受けてアンリはこれまでの自分自身を思い出して、スケートを楽しんでいた自分や、また自分のスケートを見て笑顔になってくれたファンのみんながいたからこそ、アンリは頑張れた。ファンのみんなに応えるため、スケートで笑顔にすることがアンリのやりたいことにもなっていて、アンリもまた多くの人に応援しているからこそ、彼もまたプリキュアのようなヒーローでもあり、またプリキュアたちみんなからの応援を受けてキュアアンフィニに変身することができた!

 

キュアアンフィニのスケートによって多くの人が希望を取り戻し、はなは新しい翼を羽ばたかせるきっかけとなった

 プリキュアになった彼はスケートの王子として晴れ晴れとした滑りを見せて、会場をアスパワワでいっぱいにしてくれて、そしてアンフィニとなったアンリは夢を再び叶えられて、猛オシマイダーはプリキュアたちが浄化してくれた。
 アンフィニのスケートは夢であり、彼の足が実際に治ったわけではない。でも今のアンリには正人がいるし、また夢を後押ししてくれたはな達がいるから、決して絶望することはないんだね。ハピネスチャージプリキュアの人形の国のバレリーナでも、つむぎはブラックファングによって足を動けなくさせられたけど、めぐみがいてくれたから決して不幸にならなかった。
 つむぎのように、アンリだって決して不幸じゃないし、いつかまた歩けるようになったら新しい夢を見つけてくれるといいな。

 エールの名前の由来も、フランス語では翼という意味を持っていることをアンリは語り、はながみんなを新しい世界に飛び立つための翼をくれるとアンリは期待している。確かにはなの応援のおかげで新しい世界に飛び立てるようになった人はたくさんいるし、アンリの言葉は説得力がある。
 次回はほまれ最後の個人回であり、ほまれがなりたい自分になるための答えを導き出しそうだから、彼女を見守っていきたいね。

 アンリがキュアアンフィニに変身したことは多くの人も祝福していて、まさになりたい自分に向かって夢を叶えた人を描く答えとしては素敵だった。
 肉体が縛られても心までは縛られなかったように、肉体に悩みを抱えていてもなりたい自分になった人はこの作品ではたくさんいる。ルールーだってアンドロイドであっても、えみる達と同じような心を持ったし、はなだって何も持たない自分にコンプレックスを抱きながらもなりたい自分に向かって少しずつ進んでいる。
 過去作でも、性別や立場に関係なしにプリキュアになったキャラクターはたくさんいるから、アンリのキュアアンフィニは新しい答えになるよね。

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