兄弟で戦うヒーローは両親からの愛を受け取り、すべての命を守るために立ち上がる ウルトラマンR/B(ルーブ) 第24話 感想『私はハッピー』

私は、ハッピー……!

 放送日 2018年 12月15日

 脚本 武上 純希

 監督 武居 正能

 

 ウルトラマンルーブ最終章の2作目。
 ついにルーゴサイトが降臨してしまい、その圧倒的な力で綾香市はめちゃくちゃになって、市民は大パニックに。ツルちゃんは悔しげな表情で仇敵を見上げる一方、ミオはマコトことチェレーザが残したシステムから打開策を探そうとする。ミオも何だかんだで、チェレーザの手腕を評価していたのかな。
 チェレーザが愛染マコトとして暗躍していたからこそ綾香市は盛り上がったし、また怪獣を打倒するシステムだっていくつか生み出されたことに変わりないから。もちろん、チェレーザの悪行は決して許されないけど。
 そんなチェレーザはウルトラヒーローズEXPOのステージで帰ってくるみたいだけど、果たして今度は何をしでかすのか……?
 

 そしてAZ計画を見つけて、ミオはダーリンからパスワードを聞き出そうとしたけど、ダーリンから拒否されてしまい『ケチ!』と返してしまう。ここまで完璧な人格を生み出したであろうミオの功績は高いけど、それが仇となるとは。
 AZ計画のパスワードが『めんどくさ~い!』はマコトのセンスか、それともめんどくさいパスワードが嫌だったから本当にこうしたのか。実際、他とは被らなそうだから、セキュリティ面では優れていそうだけど。

 ミオの願いを受けて、ウシオは兄弟のジャイロを取り上げたけど、やはりウシオからしても息子たちが命がけの戦いをするのは不本意なんだね。
 ミオは地球と家族を救うメッセージを車に残していたけど、彼女の笑顔と言葉の明るさに秘めた決意は本物で、もしかしたら自己犠牲も考えていたのかと推測してしまう。万が一の時は、ウルトラマンの変身も認めていたくらいだし……

 一方、ルーゴサイトの戦闘スタイルは静かながらも威風堂々としていて、グルジオレギーナの攻撃すらも受け付けない。対ルーゴサイトの切り札であるレイラインも世界各地から集まって、本気で地球の危機が迫りくる。
 綾香市の人たちも家族であり、家族みんなを助けたい。大切な友達であるツルちゃんだって助けたい。そんな3兄妹のマジな願いを受けて、ウシオは何故お前達だけが犠牲にならなければいけないんだ? と疑問をぶつけるけど、自分たちはウルトラマンであり、池とし生ける全ての命を守ることが使命だと、何のためらいもなく兄弟は返答した。
 その答えに納得したのか、ウシオは湊家の家長として子どもたちをアイゼンタワーへと連れてってくれた。やっぱり、ウシオだって本当はミオを含めたこの町に生きる全ての人を助けたいと願っているんだよね。最後には、きちんと兄弟にジャイロを渡してくれたし。
 流石はウルトラの父……

 湊兄弟はウルトラマンに変身して、ツルちゃんを助けるためにルーゴサイトとの戦いに赴いたけど、やはりルーゴサイトの力はマジヤバで、二人が力を合わせて光線を放っても押されてしまう。
 兄弟はツルちゃんを守るように立ったけど……その瞬間にツルちゃんは兄たちが抱いた最期の願いを思い出してしまい、逆に二人の盾になってしまった。
 そして倒れたツルちゃんはアサヒに抱きかかえられ、自分の名前がグリージョであることを伝えて、ジャイロを託した。兄たちに救われたこと、自分を想ってくれる大切な友達に見守られて、ツルちゃんはハッピーになれたことを伝えたけど……その瞬間に、彼女は消えてしまった。
 ツルちゃんとアサヒの思い出を振り返るEDだったことも相まって、あまりにも切ない終わり方だった。兄たちを奪った仇であるルーゴサイトへの復讐だけを考えて、たった一人孤独で生きてきた彼女だからこそ、最期に本当の友達と巡り会えたことがハッピーだったんだね。この時の笑顔は安らかだったし、もしも平和な時代でアサヒと巡り会えていたら、素敵な友達になれてたはず。

 次回、ついにウルトラマンルーブの最終回である『朝日のあたる家』が放送されるけど、ルーゴサイトとの決着、そして湊家の運命はどうなるのか? ツルちゃんの残した想いとチェレーザの遺産、湊家の絆が合わさって、この物語はいかなる終わりを迎えてくれるのか。
 『ウルトラマン ニュージェネレーションクロニクル』の放送も決まったとはいえ、やはり半年間も見守ってきた後になると、終わるのは寂しくなってしまう。

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