偉大なるヒーローの血を受け継ぐヒーローたちは、夕映えを背にかつての栄光を宿す戦士に立ち向かう! ウルトラマンタイガ 第10話 夕映えの戦士

失敗しても、何度もやり直せばいいって言ったじゃないですか!
あの言葉は、あの言葉は嘘だったんですか!?

 放送日 2019年9月7日

 脚本 柳井 祥緒

 監督 武居 正能

 またしても、ヒロユキにとって悲しい別れが訪れてしまった話。
 やる気が空回りして、みんなから怒られまくって落ち込んでいるヒロユキを励ましてくれる優しいおじさんの小田さんが、実はナックル星人だった……
 小田さんは凶悪なナックル星人の一人で、かつては夕焼けの元でウルトラマン(たぶん、ジャック兄さん?)に戦いを挑んだけど、完敗をした。その時に見た、夕焼けを背に佇むウルトラマンの美しさに目を奪われて、自分の行いを恥じて戦士としての自分を捨てた。
 それからは地球人として、美しい風景を絵にしながら、ヒロユキにオヤジギャグを披露する優しいおじさんになっている。そして失敗して落ち込むヒロユキを励ましてくれるいい人になっていたけど、心のどこかでは戦いを求めていた。
 それを知ったトレギアこと霧崎は、小田さんの持っていたブラックキングの卵に目を付けて、小田さんを上手く焚き付ける。そして小田さんを焚きつけたトレギアとブラックキングが現れて、ヒロユキはウルトラマンに変身して戦いを挑むと、小田さんはヒロユキの秘密を知ってしまった……
 今回のブラックキングはタイタスと互角の勝負を繰り広げるほどに強く、まさに用心棒怪獣と呼ぶにふさわしかった。だけど我らがタイタスは微塵もたじろがず、エックスの力で何とか撃退できた。
 しかし、ブラックキングの炎を防ぐため、タイガを盾にしたトレギアは実にトレギアらしく、まさに卑劣さに満ちていた。

 ヒロユキの元に届いた一通の手紙が読み上げられる中、タイガとナックル星人オデッサの戦いが繰り広げられる。
 小田さんはブラックキングのことを止めようとしたけど、ブラックキングは構わず暴れまわったから、やはり戦いを求めるオデッサも心のどこかに残っていた。例え、トレギアに唆されたとはいえ、最終的に戦いを選んだのは自分自身。
 多分、トレギアは小田さんを唆したことを言われても、上手く責任逃れをしそうな気がするから、余計に狡猾さが感じられてしまう……今回の戦いだって観客気分で愉快に見守っていたし。

 ヒロユキやタイガも、本当は小田さんのことを止めたかったけど、オデッサの本能が再び燃え上がってしまう。ヒロユキとタイガのことを認めたけど、相棒がその命を散らせてまで自分の使命を気付かせてくれたから、報いなければいけない気持ちも強くなっちゃう……
 だから全力でタイガと戦い、相棒の後を追うように散った。小田さんは心を痛めないでと手紙に書いていたけど、ヒロユキやタイガにはできるわけがない。
 最後、ベンチに残った小田さんの笑顔が物悲しい……ヒロユキにとって親しい人間の命を、自分自身で奪ったのだから。

 ウルトラマンタイガもオールアップが次々と報告されていて、タイガの完結も近付いていることを実感してしまう。
 この物語では切ない別れが続くけど、その度にまた新しい出会いが訪れて、そして悲しみを乗り越えるための答えも見つけられているよね。ホマレも前回の出来事で自分の正体を明かせてから、どこか明るくなったようにも見えるし。
 ヒロユキも小田さんとの悲しい別れが訪れたけど、果たしてどんな答えを見つけてくれるのか……?

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